トルシャーボルト(S10T)の締付方
やっと暑さも柔らぎ過ごしやすい気候ですね。
皆様、HPからのご注文、お問い合わせどうもありがとうございます。
さて、ご存じの方が多いかとは思いますが、
私どもの扱っておりますシャーレンチを使用して締める
トルシャーボルト(トルシア形高力ボルトS10T)の締め方について
今一度ご紹介させて頂こうと思います。
トルシャーボルトは、ボルト、座金、ナットで1セットです。
以下の手順で締めつけます。
- 一次締め
- マーキング
- 本締め
1、まずは手動でボルトを部材にセットし、座金を入れ、ナットを座金に密着するまで締めていきます。
そして建方一番(一次締専用シャーレンチ)を使用して一次締め(仮締)を行います。
各ボルト径により一時締トルク値が決まっており、建方一番の目盛を締めるボルトのところに
合わせて締め付けます。
(M16-約100N・m M20,22-約150N・m M24-約200N・m 建築基準)
※建方一番のトリガーを押すと自動的に規定トルクで締付るので、
必ず一回だけ締め付けてください。(2度締禁止)
2、下図のようにボルト、ナット、ワッシャー、部材にかかるようマーキングします。
3、シャーレンチで本締めを行います。
シャーレンチのトリガースイッチを押しっぱなしで
自動的にボルトの先端部が剪断され締付が完了します。
以下のようにナット部分だけが回転している状態で締付完了です。
剪断された先端部はシャーレンチの中に残っているので
エジェクトレバーを引き排出します。
※写真は排出後に締付完了ボルトの横に置いた状態です。
弊社では締付機械のレンタルをしております。
どうぞご利用ください。
建方一番(一次締)のレンタル品はこちら
シャーレンチ(本締)のレンタル品はこちら
また、Q&Aのコーナーで高力ボルトのよくあるご質問を
掲載しておりますのでどうぞご参考にしてください。
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