溶融亜鉛メッキ高力ボルト(F8T)の締付方
先月の投稿でやっと涼しくなってきましたと書ましたが、
もうすっかり寒くなりいよいよ冬の到来ですね。
さて、今回は溶融亜鉛メッキ高力ボルト(ドブハイテンボルトF8T)の締め方について
今一度ご紹介させて頂こうと思います。
ドブハイテンボルトは、ボルト、座金×2、ナットで1セットです。
以下の手順で締めつけます。
- 一次締め
- マーキング
- 本締め(ナットを120°回転)
(回転角法。規定のトルクで一次締後、ナットを120°±30°回す)
1、まずは手動でボルトを部材にセットし、座金を入れ、ナットを座金に密着するまで締めていきます。
そして建方一番(一次締専用ナットランナー)を使用して一次締め(仮締)を行います。
各ボルト径により一時締トルク値が決まっており、建方一番の目盛を締めるボルトのところに
合わせて締め付けます。
(M16-約100N・m M20,22-約150N・m M24-約200N・m 建築基準)
※建方一番のトリガーを押すと自動的に規定トルクで締付るので、
必ず一回だけ締め付けてください。(2度締禁止)
※トルシャーボルトと違い反力を隣のボルト等でとる必要があり、
指などを挟まないように注意が必要です。(指詰危険)
2、下図のようにボルト、ナット、ワッシャー、部材にかかるようマーキングします。
3、回転角レンチ(トルシャット)で本締めを行います。
トルシャットのトリガースイッチを押しっぱなしで
自動的にナットが120°回転させて締付が完了します。
※一次締同様に反力をとって締付ます。(指詰危険)
以下のようにナット部分だけが回転している状態で締付完了です。
ちょうどナットの山が2山分回転(120°)しております。
弊社では締付機械のレンタルをしております。
どうぞご利用ください。
建方一番(一次締)のレンタル品はこちら
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また、Q&Aのコーナーで高力ボルトのよくあるご質問を
掲載しておりますのでどうぞご参考にしてください。
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